こんにちは、むじょーです。
皆さんも様々な場面で、コミュニケーションエラーでトラブルなんて、経験をされたことがあるかと思います。
私自身、いろいろと経験してきた中で、悩むことが多くありました。
あの時、こんな風に言わなければ。なんて、悔やむなんてこともよくあります。
振り返って、改めて思うのが、
「コミュニケーションの主役は受け手」
であるということ。
いくら必死に話し手が伝えたところで、受け手が何の準備もできていなかったら、全然伝わらないなんてことになってしまいます。
よく、トラブルがあったときに、
「ちゃんと伝えた?」「言ったはず」「伝えたつもり」なんて言葉をよく耳にします。
よく考えると、発信者側の意識ばかりに気を取られた発言になっていませんか?
受け手に対する意識が弱いことの現われかもしれません。
では、その主役に伝わる様にするにはどうすればいいのか?
今回は、そこにメスを入れていきたいと思います。
では、その主役が聞く態勢になるようにするにはどうすればいいのか?
今回は、そこにメスを入れていきたいと思います。
こんな話し方していませんか?
普段を振り返って自分は次のような話し方をしていないか考えてみましょう。
①自分の頭の中の言葉をそのまま言葉にする
②一方的に自分の希望を伝える
③立場を考えず率直に言う
ストレートな物言いはわかりやすく、一見よく思えるかもしれません。立場を超えて物怖じせずに伝えるのも美徳と思うかもしれません。
しかし、一度冷静になって考えてみてください。
一方的に自分の意見をぶつけてくる人に、反感を覚えた経験を皆さんにもあるのではないでしょうか?
コミュニケーションとは言葉のキャッチボールと喩えたりしますが、片方が豪速球を投げつけ続けたら相手は疲弊します。
ましやそこに上下関係があったら、逃げ場もなく、最後は倒れて、いなくなるかもしれません。
相手の立場・自分の立場を考えながら話をすることが重要という事です。
相手の気持ちを向けるには?
では、どういったコミュニケーションの取り方をすべきか考えたいと思います。
STEP1. 相手の頭の中を想像する
STEP2. 相手のメリット・前向きになる要素を考える(+感情へ導く)
STEP3. 立ち位置を考慮に入れる
STEP1.「相手の頭の中を想像する」
例えば、会社の上司部下の会話のシーン。部下が上司に対して報告するときをイメージしてみます。部下からしたら、自分が何の案件をしているか把握しているものとして話してしまうことがあるのではないでしょうか?
人は意外と覚えてないものです。
同じ認識に立てるように、相手の頭の中を考えて寄り添いながら話すことに注意しましょう。
STEP2.「相手のメリット・前向きになる要素を考える(+感情へ導く)」
何かをお願いする場面で考えてみたいと思います。上司から残業を頼まれるシーンで考えたいと思います。
あなたにしか頼れない。そう言われたら、ちょっと嫌でもしょうがないなと思ってやってしまうことありませんか?頼られることに悪い気はしないと思います。
ただ、それだけではいけません。都合よく言っていると取られることもあります。
日頃から、相手にとってプラスになるコミュニケーションを届けることを意識しましょう。(相手にとって実益になるものを交えても良いです)
ちょっとした細かいことでも「ありがとう」「いいね」を積み重ねましょう。日々のそれが習慣となり、プラスのキャッチボールが始まるはずです。
STEP3. 「立ち位置を考慮に入れる」
あなたの周りにも、この人がいうなら間違いないというシーンはあるのではないでしょうか?
これは、その人の「人格」が影響を与えているということです。これは性格的要素だけでなく、それまでの実績を含めて作用します。
・普段からちゃんと話を聞いてくれる
・この分野で努力している
・いうべきことを言ってくれる
・資格がある
こういった情報があるからこそ、その人の話を聞こうと耳を向け、気持ちを向けることにつながっているのです。
逆に、そういった立ち位置が確立できていないのであれば、より相手に寄り添って、相手の気持ちを引き出しながらコミュニケーションを続けることが大事です。
ここまで読んでいただいた方は気がつかれたでしょうか。
私がここで伝えたかったのは、「伝える」という前に「聞いてもらう」ことが重要で、それは「伝える」前からも始まっているのです。
直接話す場面だけでなく、日頃から相手を慮ること。自分が相手の話を聞き、相手を理解して、そのうえで自分の言葉を重ねる。
「コミュニケーションの主役は聞き手」
相手に寄り添って、関係性をつくる姿勢を忘れずに、前向きにコミュニケーションに向き合ってもらえればと思います。