こんにちは、むじょーです。
最近、紫外線(UV)による除菌技術がメディアでもよく取り扱われています。
どういうものか気になったので簡単にまとめてみました。
紫外線とは?
波長:100 - 400 nm の範囲の電磁波
可視光線の紫色の外側という意味で紫外線と呼ばれる。
英語表記 ultra-violet からUVと省略される。
波長によってUV-A、UV-B、UV-Cと分類される。UV-Cはオゾン層でブロックされて、普段は地上に届くことはない。
紫外線の殺菌力
紫外線の作用の仕方は、除菌液などと異なるそうです。
具体的には、細胞の膜を破壊するのが、アルコールやオゾン等による除菌(除菌液での作用)
紫外線の場合は、細胞の中のDNAに直接作用させ、増殖機能をなくすことで、除菌を行うそうです。
特に、波長としては、UV-C(260nm付近)を使うことが一般的。これはDNAが紫外線を吸収しやすい波長であることが理由らしいです。
参照元:http://www.nb-nichiban.co.jp/uv_story/story2.html
最近は、空気清浄機に搭載することで、空気中の汚れをフィルタで捕まえて、菌をUVで除菌して清浄化するものも出てきています。
また、Dysonの加湿器では、水の衛生さを保つためにUV-Cを活用しています。
しかしながら、DNAに影響するということは、菌だけでなく人体にも影響があるという事です。従来UV-Cの取り扱いは注意が必要です。
実際、ご紹介した商品では、UVライトが機械の内部にあるため光が外に漏れないようになっています。
ですが、昨今では除菌能力ばかりがとりだたされて、人にUV-Cの光が当たるような商品が市場に氾濫しています。すぐに影響が表れるものではないので、今後の影響が気になるところです。
そんな中、安全なUV-Cということで、222nmのものが注目されています。
安全なUV-C? 222nm
他のUVと違って、波長222nmでは皮膚内部まで紫外線が透過しないそうです。
結果、人体に対して影響が少なくなります。
特殊なフィルタを用いることで、222nmの波長だけを照射可能になりました。この波長を使うことで、安全性と除菌能力の両方を得ることができそうです。
今のご時世で、紫外線は必要な技術だと思います。正しい理解と活用ができるように、私も引き続き勉強したいと思います。