【業界調査】美容機器業界の分析(随時更新中)

各社の美容機器の展開状況について、整理してみました。

※適宜アップデートを進めます。

◆調査日

2023年12月

対象:MTG(ReFa)、ヤーマン、パナソニック

調査方法:各社のHP記載情報

ブランドポートフォリオ

MTG社(ReFa)の動向

・圧倒的な美容ローラーでの商品展開。市場別でデザインの差異を出して多くの商品を出している。しかしながら、使用部位の重複と、顧客層のカニバリによって、ここ数年の美容ローラーの売上は落ちている模様。

・新規に展開開始した、ヘアケア系の商品拡充が順調。中でもブラシのヒットにより、多数の商品ラインナップがなされている。

・シャワーヘッドについても、事業年数としては10年近く経過し、商品が認知され販売も順調の模様。併せて、商品数の拡充をされている。

・美顔器の開発にも着手。

ヤーマン

・ブランドとしては、myse が単独ブランドとして確立しつつあり、同ブランド内の商品も拡充されている。

・一番の主力の美顔器については、機能数に変化をつけながら上位機種~下位機種と商品点数を増やしている。
 しかしながら、複数台持つこと自体は負担となることから、顧客のカニバリは発生しているものと思われる。

・フェイス用EMSが好調の結果、商品点数も拡大傾向

・スチーマー、ドライヤー、ヘアアイロンなどの商品拡充・改良も進んでいる

パナソニック

・圧倒的なヘアケア(ドライヤー・アイロン)の商品数を誇り、ブランドの認知、信頼も非常に高い。

・近年は、美顔器の展開も増やしており、種類は少ないものの、代を重ねて質の向上が進んでいると思われる。

知的財産視点からの分析

ファインバブルの技術動向

特許の観点で、ファインバブルシャワーの開発状況について分析してみた。

検索式:IPC:(A47K28 OR B05B1/18) AND 請求項・要約・発明の名称:(微細気泡 OR マイクロバブル OR ファインバブル OR ナノバブル)

調査日:2023年12月4日

検索結果:グローバルで196件ヒット。そのうち、上位層について以下のようにグラフ化してみた。

中国系企業の開発が盛んであることがわかる。グローバル展開では、MTGが積極的である。

※同じ国に出願が多くある場合、複数の技術に関する登録であると想定される。

 各国に同程度の出願の場合、同一の出願の他国出願の可能性がある。

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