最近、「着ているだけで回復」といった機能をうたうリカバリーウェアが流行っています。
有名タレントやスポーツ選手のSNSなどでも取り上げられ、日常的に着こなす人も増えています。
疲労回復をサポートしてくれるリカバリーウェアについて、その効果の秘密を調べてみました。
このリカバリーウェアとは、いったいどういったものか解説していきます。
リカバリーウェアとは?
最近よく聞くようになったリカバリーウェアですが、着るだけで
- 体の疲れ
- 筋肉のハリ
などの緩和を期待できる衣類です。
もともとは、コンプレッションによる血流サポートなど、アスリート向けに身体の疲労回復をサポートするために作られたのが始まりの様です。着ているだけでいい手軽さがポイントで、最近は、多忙なビジネスマンや主婦の間でも話題となっています。
今流行っている、いわゆる「着ているだけで回復」というコンセプトを強く打ち出し、このジャンルを牽引してきたのは、Venexブランドであると思われます。
※商標でも2009年に他社に先んじて出願。ただし登録に至らず。
今流行している「着るだけで回復する服」というのは一体どういうものかというと、
商品展開する各社が独自の繊維・生地を利用し、血行促進をさせるウェアであるというところで共通しております。
一般医療機器「家庭用遠赤外線血行促進用衣」
多くのリカバリーウェアでは、遠赤外線の輻射による血行促進。それに伴う疲労回復や筋肉のコリの軽減をうたっています。これは、一般医療機器「家庭用遠赤外線血行促進用衣」の認証を受け、それによって認められた効果効能の記載になります。
「一般医療機器」の認証とは、商品の品質や有効性、安全性について、医療機器として問題がないかを審査して与えられるものです。
リカバリーウェアで血行促進の効果を表示するには、この認証を受ける必要があります。
もし、認証の表示がない商品で血行促進についてうたうものがあれば、違法品になりますので、ご注意ください。少し高価であっても、認証取得の商品を選ぶようにしましょう。
参考
○一般的名称「家庭用遠赤外線血行促進用衣」の新設に伴う既存品目等の取扱いについて
仕組み
遠赤外線であたたまる?
各社のウェアでは遠赤外線について触れられていますが、遠赤外線の波長は人の身体、特に皮膚の分子の振動の周波数に合っているとされています。なので身体の表面でよく吸収されるのです。
遠赤外線は皮膚表面に吸収されて熱に変わります。
この熱が、体表面近くにある毛細血管を流れる血液などを介して、身体の内部にまで順に伝わり、遠赤外線を吸収した身体の表面だけではなく、身体の奥の方までも暖まるのです。
しかし、リカバリーウェアでは遠赤外線の輻射と書かれています。
この輻射はどういう機能のことかと言いますと、一言でいうと反射※です。 ※以下の図の場合に限る
人体からも遠赤外線は出ており、
リカバリーウェアは、この人体から出てきた遠赤外線を反射して保温し、熱を逃がさず、保温することができます。これにより、血行促進が進み、回復に寄与することになります。
いかがでしょうか。
リカバリーウェアを買う時にぜひ参考にしてみてください。