多くの商品であふれかえっている美容機器。正直言えば、見た目が違うだけで機能が類似するようなものが乱立しているように思います。
そんな中で、どのように自身の「新商品」を考えていくか、革新的な商品づくりをするにはどのようにすればよいか、発想法を共有したいと思います。
アイデアの発想法 ※市場性ではなく機能面
新商品のネタを見つけるためには、異なる5つの要素を組み合わせ、新しい視点を取り入れることが鍵となります。
- 技術(効果): 使用する機能や効果に焦点を当てます。どのような特長や効果を強調し、顧客に提供する価値を考えます。
- 施術部位: どの部位に製品を活用するかを考慮します。異なる部位への利用が新しい市場を開拓する可能性があります。
- 使用する材料: 材料の特性や革新的な組み合わせに注目します。イノベーションによって生まれる高付加価値な製品も検討の余地があります。 例:電源を全固体電池にする
- 使用シーン: 製品の利用シーンを拡張することで、顧客の新しい体験を創出します。これまでになかったシーンでの活用を考えましょう。例:EMSを寝るときに使う
- +α(追加要素): メインとなる要素に新しい視点や要素を追加することで、可能性が広がります。異なる機能や目的、多岐にわたる学問の視点を組み合わせましょう。
これらの要素を考える際に、意味のイノベーションも重要です。
例えば、筋肉の電気刺激が低周波治療器からEMSとしてのトレーニング文脈に変化したように、製品の使用目的や意味を変えることで新しい商品コンセプトが生まれる可能性があります。
例えば、ストレス発散や気分転換、笑顔のトレーニング、ストレッチケアなど、製品の新たな側面を見つけ出すことで、顧客に対する魅力や新しい価値を提供することができます。
機能の幅広い活用方法を検討し、今までにない意味や目的をもつ製品を生み出すことができます。
市場分析
上記の様にアイデアを出した後に、既存市場に当てはまるのか新規市場の創出をするのか、市場分析を挟むことでアイデアの確度を高めることができます。新しい商品アイデアを、既存のものとの差別化するポイントを明確にするために、様々な軸を照らして検討することが重要です。
分析する観点としては、
・価格
・機能(EMSのスペック/付加機能:温熱やその他の美容効果を発揮するもの)
・目的/用途(部位、広告表現等も含む)
・デザイン、色
・販路(EC、家電量販、美容室、訪問販売。。。)
などを情報収集し、二軸で組み合わせてグラフ化するとよいでしょう。